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2004.01.11 Sunday

儀式 聖水

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    「やられた!」


    生卵まみれになった私の顔面を想像しかけた瞬間、

    老人はそれを割らずに、頭上から足先までそれでなぞった。


    そして足元へちょこんと置いた。

    「これをまたぎなさい。」

    言われるとおりにまたぐと、それをもって老人は外へ行った。

    しばらくして

    「バシャッ」と卵の割れる音。

    通訳が「これであなたの悪いものなくなった。」という。

    老人が聖水の入ったコップをもってくる。

    「まさか、この生水飲むの?」


    井戸っぽい物が見えるがそこの水だろうか?

    生水はダメって、「地球の歩き方ガイドブック」に書いてあったような気がする。

    老人は、そこに儀式に使った聖なる灰をまぜる。

    それを手でぬらし、私の額に振り掛ける。

    最後に長い長い呪文が続き、そのコップを手渡される。

    「やっぱし?飲まなきゃダメ?」

    ココロの中で葛藤が続く。


    呪術を信じるか、ガイドブックの助言を信じるか。。。

    そこで、思う。


    「もう、すでにおなかは壊している。」

    中身はもちろん聖なる灰入りウォーターだ。

    通訳に、「飲まなきゃだめ?」と目で訴えるが、深くうなずかれ覚悟を決める。


    「グビグビグビ」

    私は、女の意地をかけて、生水の聖水を飲み干した。

    最後に、儀式で使った線香と私の髪の毛、それと老人が書いてくれた呪文とマントラ(魔方陣)の書いてある銅版をクルクルとまるめ3センチほどの筒状のペンダントに入れてくれる。

    「あまり人目についてはいけないからと腰に巻きつけて。」

    いくつもの結び目をつくり呪文をとなえては息を吹きかけ封印していく。 呪術師ドクター。


    ハラハラの儀式は終了した。


    続く。。。。

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