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2009.11.02 Monday

丸太に乗って川下り

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    朝食後、もときた川をくだる。川は穏やかではなかったうえ、来たときよりもかなり深くなっていた。

    川を下るのに、先導したのは15歳のジャスマニ。

    ナタで、時々、川岸の木などを叩いて進んでいた。

    彼の目は真剣そのものだったので、ワニよけなのかな?と思った。



    やがて、私達は、大きな倒れた木をみつける。
    それをナタで切り、2本の丸太をくみあわせて、植物の蔓や、木の皮で結ぶと丸太船を作った。

    船というか、水に浮く2本の丸太という感じなのだけど。

    そこに、バックパックをしばりつけ、わたしは、産まれてはじめて、いかだの舵取りをした。

    2本のアンバランスな丸太をくっつけただけの船を乗りながら体でバランスをとる。

    そして大きな石や急な流れのところで舵棒を使い、方向を変える。

    川岸付近は、木の枝や、つるなどが編みのようになっていて顔がひっかかったり、横転した丸太に挟まれたりしたら、危険なので、やばそうだと思ったら、自ら川に飛び込むしかない。

    他のガイドはそれぞれの荷物を一本の丸太にくくりつけると、まるでビートバンを扱うかのように上手にコントロールして前にすすんでいった。


    足のつかない流れのある川は怖い。



    足がつくところでは、川底を蹴りながら、丸太を押し、足が届かなくなったら、丸太に飛び乗る。その繰り返し。

    途中で、きっと何か未知の生き物なのじゃないか?と思われる物体を何度か踏みつけて走った。

    そんな風に、アマゾンの川を下ること、2時間。

    やがて、雲行きがあやしくなり、また雷がなりだした。

    「あとどれくらい?」

    ガイドに聞く

    「2.3時間くらいかなぁ。」

    雷は大の苦手なうえに、今、アマゾンの川にいる。

    ここで落ちたら最後。

    どしゃぶりになっいたら、また川は野生化するだろう。。。

    そうおもうと、あせり始めた。

    私は最後の力を振り絞り、丸太を押す。

    「ラピド!ラピド!」(急いで!急いで!)

    もう、荷物も、身体もずぶぬれだった。

    そして2時間後、無事ジャングルのトレイルに通じる陸地によじ登り到着する。

    (この間、必死だったので残念ながら写真をとる余裕がなかった。)

    ジャングルの陸地に到着した直後、大雨になり、川の流れは激しくなっていた。
    ほんとうに、あと、数分遅れていたら、と思うと恐ろしかった。

    そこから、みんなで陸地のジャングルを2時間ほどあるいた。

    沼地では足をとられるため、ビーサンを脱いではだしで歩いた。

    昨日の足の裏の傷がきになったけど、もう、痛いとか、ばい菌とか言っている状況ではなかった。

    そして夕方、私達は無事サウルの家に到着する。


    みんななにも無かったかのように、せっせと洗濯ものを乾かす。
    やっと一安心。

    私達は生きて戻った。


    気づいたら私は、朝食でコーヒーとパンをかじった以外、水さえも口にしないで、この日、一日灼熱のジャングルで、トライアスロンしていたことになる。

    人間って、いざとなるとすごい。

    みんなのもっていた電化製品のなかで唯一無事だったのは、私のカメラだけだった。


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