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2009.10.31 Saturday

まさかの遭難?

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    夜中の3時半、私達はは大変な状況の中にいた







    その晩、12時ころをまわると、テントからはみんなのいびきが聞こえはじめ、山の向こう側から、じりじりと近づいてきた雷は私達のテントのまわりにやってきて豪雨をふらせた。

    都会にいても雷だけはきらいなのに、こんなところで経験する雷は、生きた心地がしない特別なものだった。

    私は、怖くてトイレをずっと我慢していた。

    体力的にも、精神的にもクタクタだったけど、なぜかその日、寝てはいけないような気がしてた。


    ようやく雨が少しやんできた夜中の3時ころ、電池が切れてしまった懐中電灯の電池を入れ替え、ひとり、テントから抜け出てテントの近くでトイレをすませる。


    テントの外は、真っ暗闇だったので、周りの風景は何も見えなかったが、ふいに、自分たちのはいてきた靴やブーツがこの雨で、川に流れてしまっていないか心配になった。


    長靴をとりに、川のほうへ向かおうとして、自分の目をうたがう光景がそこにはあった。

    川は、増水し、川幅を広げ、茶色に濁った水が、私達のテントの数センチ横を流れていた。




    日中穏やかだったアマゾン川が大反乱を起こしていた。

    急いで、ガイドやスタッフタ達のテントを叩きながら起こす。

    「ゲット、アップ!ゲットアップ!ウィーアープロブレム!」

    その声で異変にきずいたみんなが起きてくるなり、あわてて、テントを水から引き上げる。

    私達がテントを張って寝ていた場所は、あっという間に茶色に濁ったアマゾンの川になっていった。

    もちろん、私達の靴や長靴は、すっかり川に流されてしまってなくなっていた。

    「川は増水してあぶないから、ジャングルの中に入ろうよ。」

    そこは岸辺よりも少し高くなっていた。

    私は、無事だったビーサンを履くと、ジャングルの中にかけあがる。

    土はツルツルした泥みたいで、はだしだから、うまくのぼれない。

    それでも、草木によじのぼると、そこに待機した。

    はだしだったので、沢山の虫に刺されたし、懐中電灯の明かりには虫たちがたくさん寄ってくる。

    もし、また水が増水してきたときのためのルートを探してみたけれども、いい場所がみあたらなかった。

    ジャングルの中でさえも、きっと増水によって倒れた木や流された草のあとがあったから、可能性的には、ここまで水が達する場合もあると思うと恐ろしくなった。

    昨晩何かが、心配で眠れなかったにはこのせいかも知れない。

    ジャングルの茂みにしゃがみこみながら、川がもとに戻るのと、生きて帰れるのを願う。



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